Travelogue(トラベローグ)

Travelogue

紹介したい故郷・宮城の観光名所

先日ネットをしていてたまたま見つけた「落ち着いたらもう一度行きたい東北の観光地」というブログ記事。東北の観光地がたくさん紹介されていて楽しく読ませていただきました。また、このように東北の良いところを紹介したいという気持ちにとても共感をおぼえました。
そこで、僕も仙台市宮城野区に生まれ、大学卒業までずっと仙台で暮らした人間のひとりとして、僕がお勧めしたい宮城県の観光地などを紹介したいと思います!

なお、僕は今は横浜で暮らしており、宮城の震災後の今の状況について知っているのはテレビやネットの情報くらいで、個別の場所について詳しいことはほとんど何も把握できていません。そのため、それぞれの場所に対して震災の影響がどうこうという注釈をつけることは、間違いを避けるためにも、あえてしません。
ただ、どこも本当に素敵なところです。僕も毎年仙台の実家に帰っているので、今後の状況を見ながら、また機会があるごとに訪れてみたいです。

仙台にはじめて旅行に行く人によく聞かれるQ&A

牡鹿半島

牡鹿半島の海

牡鹿半島は宮城県の東のほうにある半島全体の名前です。仙台から牡鹿半島先端の鮎川までは車でだいたい3~4時間くらい?と結構遠く、日帰りも無理ではないですがゆっくり観光するならどこかに泊まったほうがいいでしょう。

ここははっきりいって「何もないところ」という表現のほうがあっているかもしれませんが、何もないという言葉を遥か彼方まで超越しまくっているほどの美しくて豊かな自然のあるところです。
その美しさと言ったら・・・・・・・・・もう何度行っても感動モノです。

仙台から行くなら、石巻の渡波のあたりから半島に入る県道、または、女川まで行ってから半島を南下するコバルトラインという道があります。
石巻から県道を行く場合は、グネグネ曲がりくねった道がずーっと続き、なかなか鮎川まで到達するのには時間がかかります。しかし途中に点在している小さな漁港や浜辺の美しさ・・・・・・素晴らしいです。
海水の透明度も抜群で、防波堤からじーっと中を見てると色々な生物を発見することができます。

生き物を探して海の中を凝視している僕

↑上の写真は生き物を探して海の中を凝視している僕です。
見ることができる生物は漁港の水深や海底の地形などによって色々なのですが、このあたり全般的に多いのはウニやホヤだと思います。こいつらはほとんど動かないのですが、海底にはウニがゴロゴロ転がってるのが丸見えです。(勝手にとるのは禁止されてます)
季節によってはワタリガニもあちこちに見えます。これは磯でよく見かける小さな蟹と違って大きいので見つけやすいです。平べったい後ろ足をヒラヒラさせて泳いでいることもあります。
砂地にはカレイの子供がいます。うまく砂に潜って隠れていますが、ときどき砂煙をあげて泳ぎだします。岩場や海草の周りにはアイナメやソイもいます。タコが岸壁にくっついているのを見たこともあります。タコの出現はかなりレアなので見れたらラッキーです。
サケ?スズキ?マグロの子供?のような巨大な魚が小さな漁港内を回遊しているのが見えたときにはビックリしてとても嬉しくなりました。とにかく僕は珍しい生き物を見るのが大好きなのです。(同じような人がいたらぜひ牡鹿半島お勧めです!)

女川から牡鹿半島を南下する道「コバルトライン」は、半島のちょうど稜線のあたりを走る美しい道です。日本百名道にも選ばれているそうで、昔は有料道路だったらしいですが今は無料化されています。
稜線と言ってもそんなに高い山ではありません。ところどころにある展望台からの景色はまさに絶景。半島に点在する小さな漁港を眺めることができます。そのこじんまりとした漁村のたたずまいは実に美しく心に残るものです。僕個人的には、この道を思い出すときはいつも、晴れた日の朝にここの展望台から見える蒼茫たる光景が心に浮かびます。

コバルトラインは、渡波からの県道よりもグネグネ道ではないので走りやすいドライブコースです。そのため半島先端の鮎川まで行くつもりなら、おそらくコバルトラインのほうが時間的にも早く着くでしょう。旅の目的にもよりますが、鮎川港から船で金華山に行くことも考えているなら、途中の漁村で道草してる時間はあまりないですしコバルトラインで鮎川まで直行したほうがいいでしょう。

黄金の夕焼け

↑上の写真はコバルトラインではないですが、蛤浜の近くで見た夕焼け。
ちなみに僕は鮎川までは何度も行ってますが金華山にはまだ行ったことがありません。信仰の対象として有名な島で島全体が神域となっているそうです。このような場所に行くならきちんとどういう場所なのかは予習してから、心構えを持って訪れることをお勧めします。

牡鹿半島や女川、または女川以北の志津川や気仙沼のあたりは、「三陸」という名称で全国的に有名なエリアで漁業が非常に盛んです。居酒屋で魚を食べるときによく「三陸沖」という言葉は目にすることと思います。牡鹿半島内では鮎川には食事できる店がいくつかあります。鮎川まで行ったら魚は食っとかないと後悔するかもしれませんよ。

また、牡鹿半島には野生の鹿がとにかくたくさんいます。昼間はあまり見かけませんが、夜に車で走っているとしょっちゅう鹿が道路を歩いているのに出くわします。コバルトラインとか県道よりも、それらから分岐して林の中を走っているような細い道では、道路脇の林の中から数頭の鹿が群れをなしてこちらをうかがっています。
鹿は特に危険な動物というわけではないかもしれませんが、あれだけ大きい野性動物がウロウロしてるのは慣れてない人にとっては驚きだと思います。急に道路を横切ったりもしますので、夜に運転する場合は十分気をつけましょう。

松島、奥松島

瑞巌寺の参道

松島は日本三景のひとつ。いわずと知れた宮城を代表する観光地です。立地的にもアクセス至便。仙台の中心部から車でだいたい1時間程度の近いところにあります。松島の中心地にローカル線(仙石線)の駅もあるので仙台駅から電車で行くのも簡単です。ということで仙台の中心部に宿泊している場合でも余裕で日帰り観光が可能です。
海の景観はもちろんですが、松島では瑞巌寺(国宝)のような歴史的建造物をみてまわるのも楽しいものです。また、極めて有名な観光地だけに、観光客向けのお店や宿も充実しています。

瑞巌寺の洞窟群

僕は横浜で暮らしている今も、帰省した際にはドライブがてら松島まで行ってみることがあります。今は愛犬も一緒に帰省しているのですが、五大堂のすぐ近くの駐車場の前にある食事処では、なんとペットOKのお店があって重宝しています。おいしいお刺身などの海産物が食べられる和食店です。特に「犬OK」みたいな看板は見当たらないのですが、はじめて愛犬を連れて松島に行った際、たまたまこのお店の前を歩いていたところ、店の前にいたおばさんに「ワンちゃんも大丈夫だから寄ってって!」と声をかけられまして、貴重なペット可のお店を発見しました。
何度かお世話になってますが、二階の個室のうちのひとつをペットOKにしているようです。
ペット可なことが公式情報なのか、ただその都度臨機応変に対応してくれているだけなのか微妙で判断がつかないので、迷惑になるといけないので店名を書くのはやめておきます。でもその辺を犬連れで歩いていれば向こうから声をかけてくるかも?

奥松島は松島のように有名ではありませんが、その名の通り仙台側から見ると松島の奥のほうにあります。静かで美しいところなので、もし車で松島に行くなら少しだけ足をのばして奥松島もぐるっとドライブしてみることをお勧めします。松島の中心部はよく渋滞していますが、奥松島のほうは道が混んでることはほぼ皆無で、道幅も広く、山道のようなグネグネ道もないのでとても走りやすいドライブコースです。
大高森という展望台が有名で、ここからは松島の景観を一望にすることができます。
僕個人的には、室浜あたりの大きな防波堤によじのぼって大海原を眺めていると心が晴れ渡るよう気持ちになります。月浜は浜辺がとても静かな佇まいで心が落ち着くところです。

塩釜、七ヶ浜

塩釜には大きな魚市場があってとてもおいしいお寿司屋さんが多くあります。僕がお勧めしたいのは「亀喜寿司」。塩釜のマリンゲート(フェリー乗り場)の近くで、マリンゲートから仙台方面に国道45号線を少しだけ戻ったところにあります。
駐車場も広く、店構えが明るくて初めての人でもとても入りやすい雰囲気ですので、観光で訪れた人にも間違いなくお勧めできます。ここで食べたウニの味はもう美味すぎて大変でした。

宮城に旅行に行ったら、松島は行っても離島に行く人はあまり多くないのではないでしょうか。
塩釜のマリンゲートからフェリーに乗ると、松島湾に浮かぶあの離島に渡ることができます。松島湾というと小さな無人島が無数に浮かんでいるようなイメージがあると思いますが、人が住んでいる大きめの島もあります。
船で離島というのも意外性があって新鮮です。僕は桂島という島に一度だけ行ったことがあります。本当に静かなところで、誰もいない浜辺でフリスビーをして遊んでました。

松ヶ浜漁港の崖から

↑上の写真は七ヶ浜の松ヶ浜漁港にある崖の上からの眺め(冬)。
松ヶ浜漁港の横の崖は、ちょっとだけよじ登ってみると上に神社があってなんだか雰囲気もある眺めのいい場所です。こういう崖のような地形が七ヶ浜には他にもいくつかあります。(登ってみるときは足元にはくれぐれも気をつけましょう。)

七ヶ浜は塩釜よりさらに仙台側にあります。仙台港と塩釜の間にあって、ちょっとした半島のような地形になっている場所です。
宮城県では仙台港から南側は福島までずーーーーーっと長い砂浜になっているのですが、仙台港の北側に隣接する七ヶ浜は、砂浜もありますが、漁港、磯や断崖絶壁など、変化に富んだ地形が風光明媚で自然豊かなところです。

夏の菖蒲田浜

↑上の写真は夏の菖蒲田浜(七ヶ浜)です。左下に写ってるのは愛犬のチョコさん。
夏には菖蒲田浜あたりの海水浴場は仙台から近いので賑わっています。仙台からちょっと近すぎるかもしれませんが、七ヶ浜をぐるっと一周するのもいいドライブコースだと思います。菖蒲田浜や吉田浜あたりで車をちょっととめて、防波堤を歩いてみると気持ちがいいです。

蔵王の御釜、遠刈田温泉

蔵王の御釜

蔵王の御釜の景色はガイドブックやポスターで見たことがある人も多いと思いますが、火山の火口が釜のような形状になっていてそこに水がたまっている独特の風景は一見の価値があります。仙台からでも車で高速道路なら十分に日帰り可能な距離です。ただし松島などの海方面とは正反対の方向なので別の日にしたほうがいいです。

蔵王エコーラインには駒草平のように立ち寄って少し歩いたり滝を見たりするスポットもあり楽しいドライブができることと思いますし、山頂では駐車場から御釜まで犬連れで一緒に散歩しながら歩けます。山頂の売店の玉コンは絶品。

蔵王への途中では遠刈田温泉郷のあたりを通ることもあるでしょう。もし犬連れ旅行のときに遠刈田あたりで食事するなら「ZAO BOO」がお勧めです。御釜からの帰り道に食事するところを探していて、外のテラス席がいかにもペット可っぽかったので聞いてみたらOKとのことで立ち寄りました。ハンバーガーをはじめ豚肉メインの肉系メシで、味にもボリュームにも大満足できるはず。
すぐ近くには神の湯という共同浴場があり、ここには無料の足湯もあります。

鳴子の紅葉

鳴子の渓谷を歩く

鳴子は、仙台から見ると蔵王とは逆方向(北)の山方面の観光地です。鳴子の紅葉は全国的に有名で、東京でも秋にはよく旅行会社のポスターの写真に使われていたりします。駅の構内などで見たことがあるのではないでしょうか。

僕は、昔行ったときに信じられないような紅葉を見た記憶があるのですが、デジカメを持ち歩くようになってからはタイミングがいまひとつで、絶景写真が撮れていません。ただ、紅葉のタイミングを微妙に外したとしても、鳴子峡の渓谷を歩くのは自然を満喫できて楽しいものです。

上の駐車場のところの出店では鮎の塩焼き(丸焼き)を食べられます。生きている鮎が水槽を泳いでいて、それをその場で焼いてます。水槽を見ていたら、活きのいい鮎がバシャバシャ~~!っと水槽から飛び出してきてその辺の土の上に落ち、ビチビチ跳ね回ってました。とても元気です。

鳴子は紅葉もすごいのですが、温泉が非常に良いです。温泉好きの人には、宮城に来たらぜひ鳴子をお勧めします。鳴子温泉街は風情ある昔ながらの温泉街の雰囲気が存分に味わえて、道を歩いているとそこかしこで温泉の湯煙が立ち上っているのを目にします。
鳴子ではぜひ宿をとってゆっくり温泉を堪能することをお勧めします。
宿はたくさんあっていろいろ選べますし、立ち寄り湯を巡るのもまた楽しいものです。

秋保大滝

秋保大滝

秋保温泉郷は、上に挙げた蔵王や鳴子よりも仙台からかなり近くです。ただし近いと言っても、首都圏とは違って仙台は中心部からちょっと離れるだけで大自然が広がっています。(というか中心部でも広瀬川とかの自然があります)

秋保大滝はかなり見事な滝なので、滝好きの人は見といて損はありません。秋保温泉に泊まらなくても仙台の中心部から車で1~1時間半くらい?ですし、東北道の仙台南ICからだともっと近いので、例えば帰りの日に仙台→秋保大滝→仙台南IC→東北道で帰る。みたいな感じでもちょうどいいんじゃないかと思います。

仙台にはじめて旅行に行く人によく聞かれるQ&A

牛タンのおいしいお店をおしえて!

昔からこれを聞かれることが多いのですが、地元に住んでてもそんなに牛タンは食べないので・・・あまり詳しくは知りません。そんな僕の意見で恐縮ですが、ガイドブックにも必ずといいほど載ってる「利久」が無難でいいんじゃないかと思ってます。知り合いに連れられて通っぽいこじんまりした牛タン店にも行ったことはありますが、正直なところ僕としては利久のほうが美味しかったです。
ちなみに利久は仙台市中心部にたくさん店舗があるのですがどこもいつも混んでます。仙台駅に近いところは行列してることが多いので、やや離れたところにあるサンモール一番町店とかだと、混んではいますがわりとすぐ入れることが多いと思います。

牛タンもいいんですが、僕がぜひお勧めしたいのは仙台っ子ラーメンです。横浜で有名な家系ラーメンと似てるんですが、豚骨醤油が好きな人はぜひ食べてみてください。こちらも市内に何店舗かありますが、僕としては青葉通り店の味が一番好きです。
ちなみに、このラーメンにのっかってる海苔と一緒にご飯を食べるのが最高!に美味いので、ご飯好きの人にはぜひお勧めです。もしよかったら海苔ラーメンを注文したほうがいいかもしれません。どんぶりが海苔で蓋されたみたいな状態です。

仙台土産は何がお勧め?

仙台駅には非常にたくさんのお土産屋さんがあります。ほとんど全部?が食べ物系です。それほどおいしい名産品が多くあります。

昔からある「萩の月」はやはり誰でも喜んでくれるんじゃないでしょうか。とても完成度の高いおいしい和菓子です。萩の月はスポンジの中にカスタードクリームが入っているまんじゅうのようなお菓子なんですが、何が美味しいかと言うならば、おそらくあのカスタードクリームがただのカスタードクリームではないということでしょうね。カスタードクリームの中にあるタマゴの風味が非常に特徴的です。

僕がここ数年いつも買っているのは「喜久福」という小さな大福です。お餅の中にこし餡と一緒に抹茶やずんだなどの生クリームが入っていて超!なめらかでとろける味わい。これは自信をもってお勧めできます。

また、お土産とは違いますが、仙台駅構内では「ずんだ茶寮」がお勧めです。仙台名物のずんだを使ったスイーツの店で、ここの「ずんだシェイク」が絶品です。持ち帰りでも買えるので、これを飲みながら他のお土産物屋さんを見てまわるといいんじゃないでしょうか。

とりあえず以上です。
もちろんここに書いたところのほかにも観光名所はたくさんあります。子供の頃に連れて行ってもらったところは正直あまり覚えてないですし、デジカメを持ち歩くようになったのは大学卒業後に東京に引っ越してしばらく経ってからなので、意外と宮城の写真を持ってないことに今回気づいたりして、ここでは限られたところしか紹介できませんでした。
例えば気仙沼のほうは僕はまだ一度も行ったことがありませんが、いつか魚を食べに行ってみたいです。

自分の故郷だからひいきして言ってるわけではなく、たぶん宮城はかなり良いところのはず。しばらく後に落ち着いてからになるとは思いますが、いつか行ってみてください。きっと分かってもらえると思います。

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