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WordPressのユーザー機能

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WordPressの「ユーザー」という機能では、複数のユーザーを作成できるだけでなく、各ユーザーの権限を設定することができます。
自分で自分のブログを開設して自分ひとりで使っている人にとってはあまり関係ない機能なのですが、複数の人で運営している場合にはなくてはならないとても便利な機能です。

また、Web制作業をやっている僕にとっては、クライアントがあまりインターネットに慣れていないような場合等、クライアントがブログを投稿するたびに管理者権限でログインされると、間違って設定やプラグイン、テーマ等をいじってしまってブログがおかしくなってしまう、というような不安があります。
そんなときは、クライアントには管理者権限ではなく「投稿者」権限のユーザーでログインしてもらうようにしておけば、サイドバーには設定関係のメニュー自体が表示されなくなるので間違いを防げて安心です。

設定できる権限グループは以下の通りです。

  1. 管理者
  2. 編集者
  3. 投稿者
  4. 寄稿者
  5. 購読者

それぞれの権限グループでできることの違いはこちらのページで分かりやすく表になっています。
ユーザーの種類と権限 – WordPress Codex 日本語版

例えば「投稿者」は、記事の投稿・編集、ファイルのアップロードができますが、「寄稿者」は記事の投稿やファイルのアップはできず、記事の編集はできます。
また、「管理者」は、テーマの変更からプラグインの有効化などすべての操作が可能で、「編集者」はテーマ・プラグイン・設定等はいじれませんがコメントやカテゴリの管理はできます。
このように細かく分類できるというのはかなり使い勝手がいいです。

手順も簡単。管理者権限でログインし、左メニュー>ユーザー>新規追加で必要事項を入力します。このとき、プルダウンから権限グループを選択すればOKです。

プルダウンから権限グループを選択

ちなみに、「投稿者」権限でログインすると、管理画面のサイドバーのメニュー項目は以下の画像のようになっています。
上の画像と比較すると分かりますが、外観・プラグイン・設定のようなメニューがありません。

「投稿者」権限のサイドバー

※本エントリーの内容は、WordPress3.0.1の仕様を対象として執筆しています。その他のバージョンでは仕様が異なる可能性があります。

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