Travelogue

夏の奥入瀬渓流ハイキング

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奥入瀬渓流今年の夏は青森旅行に行きました。青森市のねぶた祭りについては前回書きましたが、もうひとつのメインイベントとして考えていたのが奥入瀬(おいらせ)渓流です。
奥入瀬渓流は十和田湖から流れる渓流で、森の中の美しい流れ、点在する多くの滝などの景観を楽しみながら川沿いの遊歩道をハイキングすることができます。

距離が長いので、滝などのポイントごと車を停めて見所だけクリアしていく人も多いようでしたが、僕らは大自然を存分に堪能するためにある程度の距離は歩いてみることにしました。

歩いたコース

奥入瀬渓流石ヶ戸に車を停めてスタート。十和田湖方面に向けて川の流れとは逆方向に歩き、銚子大滝からバスで石ヶ戸に戻ってくるコースです。
川の流れとは逆方向に歩いたほうが渓流の流れが美しく見えるとかなんとか、ガイドブックだかネットだかに書いてあったので参考にしました。

コースのだいたいの所要時間はこんな感じ。
石ヶ戸→(約30分)→馬門岩→(約30分)→雲井の滝→(約50分)→玉簾の滝→(約35分)→白糸の滝→(約30分)→銚子大滝

実際に何分かかったかは忘れてしまいましたが、上記をあわせただけでも約175分と結構な時間がかかります。僕らは写真を撮ったりしながらかなりゆっくり歩いたのでたぶんもっとかかったような気がします。

車道が近すぎるのが残念

車道のすぐ右が土の歩道、そのすぐ右が渓流実際に行って歩いてみて分かったことがありまして、奥入瀬渓流には、車道が近すぎる!という唯一で最大の欠点があります。

残念ながらこれがかなり雰囲気を壊してしまっていました。

地図などで見ても分かるのですが、渓流に沿ってほぼ最初から最後までずっと車道があり、全部ではないですが、川・歩道・車道がモロに隣接していて高低差もないところが多く、たまに車道の路側帯を歩かなければならない場所すらあります。

上の写真の場所では、車道のすぐ右側に土の歩道があり、そのすぐ右側が川です。

有名な観光地なのでそれなりに交通量もあり大型の観光バスも多く、あれだけブンブン車がモロに横を走っていると「秘境感」が全く感じられなくなってしまいます。
これはかなり残念な状況といわざるを得ません。

ハイキングよりドライブ向き?

銚子大滝逆に言うなら、車で走ると超!最高のドライブコースだと考えることもできると思います。
石ヶ戸まで車で向かっているときは、渓流が車からとても近く、たまに滝も見えて、かなりテンション上がりました。こんなに長い距離にわたって渓流の流れを近くに見ることができるドライブコースは全国的にも珍しいんじゃないかと思います。

僕の個人的な結論としては、奥入瀬渓流は無理して長距離を歩くよりも、車でポイントだけ見て回ったほうがいいかもしれないと感じました。

バスが満員のこともあるので注意

九段の滝さて、上に書いたコースを2~3時間以上もかけて歩き、ようやく銚子大滝の地点までたどり着きました。
バスの時間は事前に調べていたので、ちゃんとその時間にちょうど間に合うように到着しました。(ちなみにバスは1時間に1本程度)

僕らも含めて6人くらいがバス停で待っていましたが、数分遅れてバスがやってきたと思ったら「満員なので次のバスに乗ってください」とアナウンスしながら停車せずにさっさと通り過ぎて行ってしまいました。
次のバスって・・・・・・1時間後・・・・・・

奥入瀬渓流よく簡単にそんなことを言うもんだと呆れつつ、とりあえず銚子大滝にずっと立ってても仕方ないので、さらに歩を進めて(30分ほど)子ノ口まで行くことに。
子ノ口は十和田湖畔、つまりこの遊歩道の終点です。

子ノ口には十和田湖の遊覧船乗り場があって、土産物屋さんが並んでいました。
ここにさきほどスルーされたバスのひとつ前のバス停があり、また満員だったらどうしよう・・・と心配していましたが、次のバスはガラガラで無事石ヶ戸に戻ることができました。

そんなわけで今年の青森旅行は終了。
今度青森に行くときは世界遺産の白神山地方面に行ってみたいと思ってます。

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