4月に愛知県の伊良湖方面へ旅行に行きました。
伊良湖からは船に乗って神島という島へ。
神島は、有名な小説「潮騒(著:三島由紀夫)」の舞台となっているところで、渥美半島(愛知県側)と志摩半島(三重県側)の間にある小さな島です。
神島へは伊良湖から船で15分程度です。
最初から神島に行くのが目的の旅行というわけではなかったのですが、たまたま伊良湖に行くことになり、伊良湖からすぐに行ける島だということを知りました。
小説「潮騒」は数年前に読んでいて、物語から感じられる島の雰囲気がとても美しくて良いところだなーと感じていたので、伊良湖からすぐ行けるならぜひ行ってみたい!ということで今回は神島を一周するハイキング。歩いて一周だいたい2〜3時間なので伊良湖から日帰りで全然間に合います。
神島の港に着き、船を降りるとすぐに潮騒の記念碑があります。
このあたりは住宅が密集していますが、この島にはコンビニや、いつも開いている商店のようなものは無いようです。
食事できて土産物を売ってる店が港のところに一軒だけあるというネット情報だったのですが、行ってみるとその日はお休みだったようで閉まってました。
あとは民宿が数件(?)あって、宿泊客以外も食事だけできるところもあるというネット情報だったのですが、様子を見に行ってみたところやってるのかやってないのか・・・ちょっとよく分からなかったです。
港の近くに公衆トイレがあるので最初に寄っておいたほうがいいかも。
まずはこういう狭い路地を進んでハイキングスタート。
潮騒に出てきたスポットには、小説の中の一説とともに解説した案内板が設置されているので分かりやすいです。
住宅の間の狭い路地を少し登っていくとすぐに八代神社の鳥居のところに到着します。
ここも小説に登場した場所です。
八代神社の階段の段数がすごいことになっていて正直びっくりでした。
運動不足の僕にはかなりきつい登りです。
がんばって登った分、上からの眺めは絶景!
八代神社のあとは住宅地ではなく山道になっています。
つまりこの島では港周辺だけに住宅が密集してるようです。
愛犬のチョコさんも元気にのっしのっしと登っていきます。
しばらく山を登っていくと神島灯台に到着。
灯台のところにベンチがあるのでちょっと休憩。
ここからの眺めも絶景!
灯台の先はますます山が深くなっていきます。
椿らしき花がとても美しく咲いていました。
椿は花びらがばらばらに散るのではなく、一輪の花が丸ごと落ちるそうです。
こんな山道をしばらく進むと監的哨(かんてきしょう)いう建造物に到着します。
実際は戦争のときに使用されていた施設だそうですが、小説のなかではとても重要なシーン「その火を飛び越して来い!」の舞台です。
この台詞は朝ドラ(あまちゃん)でも取り上げられていてますます有名になりました。
監的哨は階段で上に登れるようになっています。
屋上には新しい手すりが設置されていました。
屋上からの眺めは絶景!
このあとはまたしばらく山道を歩き、今度は浜辺に出ます。
このあたりの浜も小説で出てきたスポットです。
海に面した道を過ぎるともうすぐ港に戻ってきてこのハイキングコースは終了。
意外にアップダウンのある山道だったのでそれなりに疲れましたが、歩く距離はちょうどよくて眺めも楽しめるのでとても良いハイキングコースでした。
「潮騒」を読んだことがある人にとっては特に楽しめると思います!